News & Interview

18.2.19

車掌役・お宮の松連載コラム!銀河鉄道999北九州エクスプレス〜その5

先生からこんな事を聞いた記憶が蘇る・・・

『テロリストと間違われた事があります。ヒゲを生やして、怪しげな恰好をしてるもんで、ペルーとかインドとかアフリカ、オランダでも御用になりました。ところがマンガ家、カートゥニストだと答えると、がらりと待遇が変わりましてね。撮影禁止だけど、あなたは撮っていいよとか、博物館のバックヤードまで全部、見せてくれました。そうするとマンガというのは世界共通で、心の広い穏やかな世界だと言うのが、お互いによくわかるわけですよね。』

『アフリカの大地に立って、レオパードロックという名の小高い丘の上から、彼方にキリマンジャロを臨んで。全天周ですね、空と大地が接しているのを見て、悟りを開いたんです。オレが生まれる前から、これはここにあった。オレが死んだ後も、これはここにあると。視聴率が何だ!人気がどうした!そんな細かいことはもう、どうでもいいとね。』

『ロシアでは、大男の酔っ払いと格闘になったこともあります。足払いで倒してやったら、そばにいたアラン・ドロンのような美男子が目に涙を浮かべながら「俺の国の男がみんなこんな奴だと思わないでくれ!」と言ってね。大男も謝ってくれて最後は全員で乾杯ですよ。』

 

・・・本日も、銀河鉄道999生みの親。松本零士先生のお言葉で幕を開けました!銀河鉄道999北九州エクスプレス!テロリストに間違われただけでも、普通じゃないのにペルー!インド!オランダ!アフリカ!キリマンジャロにロシア!世界を余す事無く旅をしている上にロシアの男と喧嘩して乾杯って!もう!常軌を逸してます!
・・・ただ、この話に確信を得ない。果たして本当なのか!?若干、半信半疑では、ありますが、そこは、この銀河鉄道999ギャラクシー・オペラが終着するまでに、ご本人に今一度、確認したいものだ!因に日本語の「漫画家」は世界各国の漫画家も含めるが、日本国外における「マンガカ(Mangaka)」や「マンガ・アーティスト(Manga-Artist)」は専ら日本の漫画家を指します。日本漫画家協会は英名が「JAPAN CARTOONISTS ASSOCIATION」であり、漫画家の英称をカトゥーニストとしており、比較的簡素な漫画の制作者も含めてカトゥーニストと呼ばれています。別名、コミック・アーティストとも呼ばれています。

 

・・・時は、2017年11月25日&26日!東京は、千代田区。アーツ千代田3331にて『KitaQフェス in TOKYO(北九フェス・イン・東京)』が開催される!北九州市としては、初めての試み!そこで!松本零士先生だけのトークショースタート!
松本零士先生が18歳の時。上京を決意。小倉駅から朝5時10分の汽車に乗り、京都で夜が明けて行く朝焼けを目に焼き付け、朝5時10分に東京駅に到着。24時間の旅。あの時の18歳の心境が銀河鉄道999。星野鉄郎の心境であり、先生そのものの心境だったそうだ。

 

・・・前回のお話は、ここまで!今回は、その後のトークショーの先生の勢いが止まらないお話!
話すエピソードが全て驚きの連続!
「マムシ殺しのれいじ君」
「不発弾キャッチボール」
「自宅に眠る徳川埋蔵金?」
タイトルだけで興味をそそる!しかし、話は、それには、留まらず、飛びに飛んでアフリカ大陸の奥地にまで及ぶ!全員あっけに取られて驚愕の連続!やはり、冒頭で語った零士先生のお話は、本当だった!少しでも疑った私をお許し下さい!正に零士サプライズ!本当に南極と北極以外、旅してる事を確信。片道で始めても、果てしなく旅していれば、いつかは、戻って来られる!そんな気にさせるお話の数々!お時間が許す限り、かいつまんで、ひも解いていきましょう。

 

・・・まずは、「マムシ殺しのれいじ君。」のお話。
このお話は、松本零士先生の幼少の頃のことを聞かれた時に出て来た話。子供の頃から異常に生きているものや機械の内部などモノの内部構造がどのように成っているか知りたがりの子供だったそうだ。普通は、亀を見ると可愛いとか飼ってみたいと成るものだが、れいじ君は、そういう感覚の前に中身が知りたいと思うらしく、首を引っ張って、甲羅から引っこ抜いてやろうと本気で試みていたらしい。しかし、亀も引っこ抜かれまいと顔を出そうとせずになかなか、上手く行かないという話をしている。
「ヤドカリじゃないんだから、死ぬでしょ!亀も必死ですよ!」
と突っ込みたいが先生は、至って真面目だ。何だったら、亀が甲羅の着ぐるみを着てるくらいの感覚で引っ張っているのだろう。しかし、子供の頃は、誰しもそんな、残酷さをもっているものだ。時には、スズメバチの巣が高く売れる。しかも、駆除にも繋がり近隣から重宝されると言う事でスズメバチをよく退治しに出向いていたらしいのだが、その表現が軽快な感じで無く、人生をかけた大勝負なのだ。まず、トークの掴みが『スズメバチをぶち殺す!』のっけから物々しい。しかも、ぶち殺す!と言う時の先生の目の奥が笑っていない。こっちも刺されたら死ぬやも知れぬ、リスクの高い大勝負。毎度のスズメバチとの大勝負を繰り返す中で、ある日の勝負の時、スズメバチと目が合ったと言うのだ。その瞬間、子供ながらに殺されまいと『ぶち殺すぞ!』と言う気迫でスズメバチを凝視!そのれいじ君の気迫に怯んだスズメバチが目を反らした、その隙にスズメバチの巣を撃退したと言うのだ。
これは、スズメバチ駆除バスター界あるあるなのか?
それとも、れいじ君ならでは、なのか?
今回は、そこまでのリサーチは、出来なかった。ただ、零士先生は、スズメバチレベルにも、メンチを切る(眼をたれる)事が出来るのだ!そんな少年を敵に回せば、どんな毒っけのある動物も、ひとたまりも無い。亀殺し未遂のれいじ君!スズメバチぶち殺しのれいじ君!と言う異名で来て、やはり、一番しっくり来る異名となれば、『マムシ殺しのれいじ君』だろう。ここまでくれば、お判りの通り、駆除して喜ばれる、しかし、命の危険が伴う、マムシ殺し。しかし、れいじ君は、果敢にも、木の上に登り詰めて追い込み、マムシを素手で殺していたと言う、駆除方法。蛇に睨まれたカエル。ということわざは、甘い!零士に睨まれたマムシ。に変えて欲しいほどだ。恐らく、北九州全域のマムシ界では、零士に目をつけられたら、生皮剥がされるぞって!言われていただろう。と、そんな事を思わず想像してしまう。しかし、勝負を賭けると言うのは、その当人にある凄みのようなものが強い方が最終的には、勝つと思われる。その凄みがれいじ君は、異常に強いと思われる。だから、大型ロシア人と喧嘩して最終的に乾杯で済むのだ。勿論、その凄みの強さには、優しさの強さや包容力の強さや寛大さの強さやらも含まれる。それがれいじ君から醸し出されているのだ。これは、零士先生の言う所の総称するに遺伝子の強さに違いない。

それをひしひしと感じながら、次のお話は、『不発弾キャッチボール』!
・・・タイトルの通り、遺伝子レベルの強さになると、不発弾でキャッチボールも出来るのだ!っと言いたいとこだが、そうでは、ない。ただ、零士先生の時代は、色んな所に戦争の残骸が鉄くずのように残っていたそうだ。それを拾い集めて、遊んだりしていたらしい。その中のひとつの頃合いの良いボールのような形の鉄くずでキャッチボールをしていたらしいのだが、それが不発弾だったそうだ。
先生曰く『爆弾の信管に当たっていたら、爆発して死んでましたね。嗚呼~!良かった。爆発しなくて。』
・・・抑揚なく淡々と言うので怖いのだが先生の天然でお茶目な一面を垣間見た。

そして、『自宅に眠る徳川埋蔵金』とは!
・・・こちらは、先生の表現だったのだが、先生が漫画家を志した頃のとある日に海外でアメリカンコミックの初版が1億4000万円で落札されたそうだ。それと全く同じアメリカンコミックを初版で持っているらしいのだ。しかも、大事にしていた為、保存状態も間違いなく良いらしいのだが収集したものを捨てずに自宅に全て置いている為、何処かに必ずあるらしいのだが何処にあるのか解らないらしい。しかも、『その頃の時代から今まで積み重ねて来た収集物の事を考えると自宅の奥底に眠るので徳川埋蔵金のようなものだ!探せば出て来るんだが。てへへへ。(苦笑い)』と他人事のようにお茶目に言っていた。
・・・これが前半に話していた先生のお話。

他にも『手塚治虫。石ノ森章太郎。松本零士。自称・日本三大アニメマニア!家宅捜索!芋ずる事件!』という。ネーミングもさることながら、どんな事件なんだ!と興味を引かれるだろうが、この話は、説明なども含めますと1万字を越える長編ものに成りますゆえ、お許し下さい!コラムで何処まで読めばいいんだよ!という話になってきますので!何だったら、改めて、零士先生に取材したら、小説に成っちまうような、お話でございます!コラムで話すには、勿体ない!そもそも、この日本を代表する3大漫画家に自称を付けている時点でおかしな話なのだ!しかも、この3大漫画家に接点があり、家宅捜索まで絡んでくる事件!これも、遺伝子レベルで繋がっていたのか!と想像を巡らすとロマンがあるでしょ~!そんな、ロマンが後半トークのスタートとなり、そこから先生の各国へ行った、海外の話に発展して行きます。司会の方は、どうにかして、中川晃教さんを含めての鉄郎のキャラクター。凰稀かなめ姐さんを含めてのエメラルダスの性格。ハルカちゃん含めてのメーテルの雰囲気。そんな、話を出して行きたいのだが、キャラクターのトークに成ると必ず、海外の話に移行してしまうのだ。『そのキャラの性格は、僕がアフリカに行った時~。・・・僕がエジプトあたりに行った時~。・・・僕が南米に行った時~。・・・僕が拳銃を突きつけられた時~。』・・・しかも、その話が全て、長編ものなのだ。
冒頭の零士先生の18歳の上京する時の心境が鉄郎の心境と言う話以外は、殆どが海外がらみ。これは、一重に先生が海外に出向き、実体験から伴う、実のあるキャラクター作りの賜物なので御座います!だから、一歩進むごとに、ひとつ海外エピソードトークが入って来る、だから、キャラクターに扮する演者自身の話まで辿り着けない、終わらない!正にアンドロメダ星系エターナル行き!銀河鉄道999!な訳です!終わり無きトークショー!しかし、嘆かわしい事にそのトークショーには、終わりがあり!トーク時間は全員で30分なのです!そりゃ、話せる訳、無いでしょ!時間、足りません!

ここで!プロデューサー並びに北九州市の運営の皆様に物申します~!もっと、トークショーやって!時間が短すぎる!30分ずつなら、是非コンスタントに至る所でトークショーを!何故なら、零士先生の実のある話し!いつまでも聞いていたいからぁ~!お頼みしますからぁ~!終着地は、見えなくとも、せめて車掌のキャラクターまでは、辿り尽きたい!そして、先生に聞きたい。車掌キャラ絡みの海外体験エピソードを!
・・・薄々は、気づいています!車掌の海外エピソードが全く無かったとしても、私自身が納得がいくのです!だから!皆様!中川晃教ファン!凰稀かなめファン!ハルカファン!お宮の松さん!の為にも!お願い!私だけファンも居ない!単体!視聴率が何だ!人気がどうした!そんな細かい事は、どうでもいい!何卒!追加のトークショー!宜しくお願い申し上げます~!

 

・・・にしても、半信半疑だった先生のお話の冒頭の旅は、序の口だった。もっと世界各国の奥地まで旅をされている。その確信を得ただけでも収穫でございます!いつしか、もっと収穫出来るように零士先生のご自宅で取材を敢行して、アメコミ初版の埋蔵金を探し当てたい!そんな事を夢見ながら、楽屋へ戻りますと、北九州発。ねじチョコの差し入れ。ちゃんとネジになっており、チョコどうしで締める事が出来る。これを発明したのが何を隠そう、私の高校時代の友人のお兄ちゃんと言うから驚いた。今では、空港のお土産売り場でも販売されております。お互いのネジが合う。バレンタインには、もってこいのチョコ!子供達にも大人気だがネジをいじり過ぎますと溶けてしまいますのでご用心!

・・・ピンポ~ン!それでは、ここで!本日からお馴染みに成りました!『凰稀かなめ姐さんプチ情報のコーナー!』

かなめ姐さん『私のお薦めの、ネジチョコの食べ方は、冷蔵庫でキンキンに冷やして、そのまま一口でパリパリで食べる!私の大好きな食べ方。美味しいから試してみてね♡』
お宮『では、かなめ姐さん!ネジは、付けたまま冷やすと、取れなく成るのでバラバラにしてから、冷やす感じですか?じゃないと、そもそもの趣旨である、ネジとしての楽しみ方が半減しますもんね。』
かなめ姐さん『・・・おだまり。』
お宮『・・・はい。』

以上です~!

 

・・・はてさて、次の旅では、どんなお話が待っていますやら、その旅の続きは、来月の19日に!それでは、それまでの間、銀河鉄道999北九州エクスプレス!発車致します~!