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18.3.19

車掌役・お宮の松連載コラム!銀河鉄道999北九州エクスプレス〜その6

・・・メーテルが言う。『起きなさい鉄郎!早く夢の世界からここへ!!新しい旅の始まりよ!!起きなさい!!』

漫画『銀河鉄道999』が完全新作で11年ぶり再始動!

漫画家・松本零士さんの代表作『銀河鉄道999』が、11年ぶりに完全新作としてリリースされることになった!鉄郎、999の旅は終わらない!

新作が掲載されるのは、松本零士先生の生誕80年記念作品集『松本零士 無限創造軌道 80th ANNIVERSARY クロニクル』!!
公表されているカットには、新展開へ誘う様子が描かれている!新たな旅の行き先とは果たして~!?

・・・「今回のエピソードは、描き始めたときから構想にあったものです。少年時代から胸にあった“人生の希望や夢”を詰め込んで描きました。そもそも999やハーロック達の物語は、終わりのない物語なのです。今回の作品も新エピソードというのではなく、しばらくの間、停車していた999号が元気に発車したにすぎません。以前からお話ししている通り、メーテルもハーロックもエメラルダスも全て一つの物語のキャラクター達です。いつかまとめて描きたいと思っていました。」・・・

・・・さぁ~!本日も、銀河鉄道999生みの親。松本零士先生のお言葉&メーテルの台詞を添えて幕を開けました!銀河鉄道999北九州エクスプレス!なんと!銀河鉄道999!新作ですよ~!新たな旅の行き先!気になる方は!松本零士生誕80年記念作品集『松本零士 無限創造軌道 80th ANNIVERSARY クロニクル』お見逃し無く~!

・・・そんな、松本零士先生と先日、飲んだ。・・・飲んだと言っても、隣にずっと居ただけと言っても過言では、ないくらい、会話を邪魔する者が多すぎた!場所は、千代田区経団連の大ホール。市制55周年記念『第10回・北九州応援団の集い』だ。私は、毎年だが、北九州観光大使と言う肩書きもあり、伺わせてもらっている。そこに毎年のように来られている、同じく観光大使の松本零士先生。勿論、毎年のごとく、ご挨拶させて頂き、お話をさせて頂く。しかし、お話と言っても、他愛も無い話しを幾つか交わし、パーティーを終える。そんな毎年に今年は、終止符!何故なら、今年は、40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~があるでは、ありませんか!しかも、イベント並びにトークショーもやって、心も知れている間柄!パーティー会場に入り、ワイングラス片手に颯爽と零士先生の元に歩み寄り、ちょっとお茶目に真横から少し驚かせる感じで先生の顔を覗き込みながら・・・

お宮『先生~!』
先生『お~!お宮君。』
お宮『ご無沙汰してます~。』
先生『あははは~!ご無沙汰って!この間、この近くで北九州のフェスでトークショーやったばかりじゃないか~!』
お宮『あははは~!そうでした。てへっ。』
先生『あははは~。相変わらず、面白いな。頼むよ~!車掌~!』
お宮『ぇへっ!すみません!僕が車掌役って覚えてくださっていたんですね!』
先生『おいおい~!忘れるわけなかろうが~!かわいい地元の後輩を!』
お宮『あっ!ありがとうございます!』
先生『お礼なんか、すんなっちゃ!こっちがお礼、言わんといけんくらいやけのぉ~!改めて、車掌やってくれて、ありがと。』
お宮『いやいや!先生!やめて下さいよ~!頭、あげて下さい!僕、この役もらって、本当、人生変わるくらいに嬉しいと思ってますから~!』
先生『そう、言ってくれて、ありがとう。車掌役は、実は、一番大事なキャラなんだよ。あんまり、車掌の事は、語らないけど、今日だけは、語らせてくれ。車掌は、色んな華々しいキャラクター全体の橋渡しをするナビゲーターなんだ。行き先を示して、舵取りをする。只の伝達係じゃない、皆をどの方向に導くかを解りやすく教えてあげる伝道師なんだよ。それは、勿論、読者達にもね。だからこそ、高圧ガスで顔は、真っ黒にし、目だけを黄色く光らせ表情をあえて隠したんだ。それは、人それぞれに受け取り方が違う、その情愛や怒号や悲哀を皆、それぞれに感じ車掌を通して創造して欲しいんだ。単純な怒りや悲しみじゃない。微妙な感情。裏腹な仕草。そこに見え隠れする、愛。・・・その愛は、ただ、見返りを求める愛だけでなく、見返りを求めない、無条件に出し尽くす、崇高な博愛。そして、色んな愛が入り交じり、愛憎へも発展しかねない愛。寵愛して守り、傷つけないようにしたいけど、ひとたび、扱い方を間違えると、もろくも簡単に壊れてしまう危険な愛。だけど、その奥底には、必ず消えてなくならない、信念に似た、「志」と言う、絶対的に砕けない、誰にも奪う事の出来ない愛があるんだ。それを車掌の真っ暗な漆黒の闇の奥に潜む表情から、皆でつむぎ出して欲しいんだ。』
お宮『・・・先生。』
先生『・・・お宮君。』
お宮『・・・先生、結局、僕に何が言いたいんですか?』
先生『あはっ!そっかっ!ごめんごめん!だから~!そんな奥深い表情を今回の舞台では、お宮君がそのまま顔出しでやる訳だから!表情を作るの多すぎて大変だぞ!って事だよ!』
お宮『あ~あ~!そっちね!それを先に言ってもらわないと!解んないっすよ~!』
先生『お~!そうだよね~!メンゴメンゴ!』
お宮『うわっ!古っ~!メンゴメンゴって!古いですよ~!先生!もう、死語でしょ~!』
先生『え~!そうなの~!俺、ず~っと使ってた。』
お宮『マジですか!それ不味いですよ!俺、この辺でドロンしますって!言うくらい不味い死語ですよ。』
先生『えっ!そうなの!?昨日も、それ使っちゃったよ~!』
お宮『えっ~!何処で使ったんですか?』
先生『いや。昨日会ってた、頭が凄くパープリンなワンレン・ボディコン・ツメナガ・ハイヒールの娘。』
お宮『絶対、使わないでしょ!いい加減にしなさいよ!』
先生『ごめん。』
お宮『先生!ボケるのは、僕の役目だから。取らないで下さい!先生は、凛と立って、黙って、下されば、それでいいんです!』
先生『そうなの?』
お宮『そうなの!』
先生『・・・だって、それだと、退屈なんだも~ん!』
お宮『先生が鼻くそをほじらない!』
先生『・・・はい。』
お宮『それを僕に付けない!』
先生『・・・はい。』
お宮『それをはじき飛ばさない!』
先生『・・・はい。』
お宮『ちょっとは、反省したら!』
先生『・・・はい。』
お宮『僕の鼻に指を入れない~!反省の色、無しだな!』
先生『・・・そんな事無いよ。なんか申し訳なくて、穴があったら入りたいと思っちゃって。』
お宮『入ろうとする穴が小さいでしょ!!なんで!僕の鼻の穴に入れると思ったんですか!』
先生『あ~。メンゴメンゴ。』
お宮『うわっ!古っ~!って!もういいよ!』
2人『あははは~!あはははは~!』

・・・会場内の歓声と笑い声に我に帰る。私の妄想が膨らんでしまった。ただ、そんなイメージに近い、コミュニケーションが今年は、取れる筈!パーティー会場に入り、ビールグラス片手に颯爽と零士先生の元に歩み寄り、ちょっとお茶目に真横から少し驚かせる感じで先生の顔を覗き込みながら・・・

お宮『先生~!』
先生『・・・。(無表情)』
お宮『先生!ご無沙汰してます!』
先生『・・・?(首を傾げ無表情)』
お宮『あの~。お宮の松です!』
先生『・・・?(瞬きしながら無表情)』
お宮『あらっ。車掌のお宮です!』
先生『・・・車掌?(車掌の知り合いが居たか?首を傾げながら考え中)』
お宮『今年の舞台の車掌役のお宮の松です。北九州の観光大使もやってる、お宮の松です。』
先生『あっ!あ~ぁ!(頷きながら)うん。』
お宮『この間のトークショー。お疲れさまでした。』
先生『うん。』
お宮『車掌役、頑張ります。』
先生『うん。頑張って、下さいね。』
お宮『はい。』
先生『・・・。』
お宮『先生。写真撮っていいですか?』
先生『はい。どうぞ~。』
お宮『ありがとうございます。失礼致しま~す!っと言っても、動けないんで、横に居ていいですか?』
先生『はい。いいですよ~。』
お宮『・・・はい。』
2人『・・・。(沈黙)』

・・・世の中、自分のイメージ通りに、そうは、巧くもいかない。私は、全く覚えてもらっていなかった。こんなに近くに先生が居るのに、独りビールを飲みながら、1人で先生とのやり取りを想像した事を思い返し、現実に起こったやり取りも思い返し、自分をめちゃくちゃ恥ずいわ~!と思いつつ、あまりの恥ずかしさに現実を逃避するように朦朧とステージのプログラムに目を向けた。ステージでは、市長が誰かに賞状を手渡し、委嘱式が行われている。小倉祇園の太鼓が鳴り響き、その方を大いに盛り上げている。新しい観光大使のご披露では、無いようだ。マスコミの数も例年より多い。フラッシュの量も異常だ。北九州に委嘱された方が正面を向き話し出す。草刈正雄さん似の方が草刈正雄さんっぽい声で生まれ育った北九州を1年間盛り上げ、草刈色に染めると言っている。モノマネにしては、手が込んでいる。セキュリティーも厳しい。まさか、ホンモノの草刈り?何だか草刈りくさい?確かに草刈りのニオイがする!近くに寄ってみる。・・・草刈りだ!本物の草刈りだ!!草刈正雄さんだぁ~!

そうなのだ!今年度は、あの福岡県立小倉西高等学校出身!大河ドラマ『真田丸』の記憶も新しいでお馴染み!草刈正雄さんが北九州を盛り上げて下さる、市制55周年のアンバサダーなのだ!凄い事だ!北九州は、今年!周年づくし!40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~』!松本零士先生の生誕80年記念作品集『松本零士 無限創造軌道 80th ANNIVERSARY クロニクル』!北九州は、市制55周年!そんでもって、僕が芸能生活25周年!生誕45周年!嗚呼~!おめでたい!景気良くいきましょ~!そろそろ、舞台の稽古も開始です!さぁ~!皆で盛り上げていきましょう~!!
・・・テンションを盛り上げながら、隣の松本零士先生に目を向けた。ここに来場した数百人のお客様全員と嫌な顔ひとつせず、永遠と記念撮影に応じていた。こちらも、凄い事だ!素晴らしい限りです!

・・・ピンポ~ン!それでは、ここで!恒例になりました!『凰稀かなめ姐さんプチ情報のコーナー!』

かなめ姐さん『私の本日のお薦めは、『坂東玉三郎 越路吹雪を歌う「愛の讃歌」』なの。実は、こちらに私も出演!演奏は、三枝伸太郎さんとBTMオーケストラ26名!日時は、2018年4月12日(木)17:45開場/18:30開演!会場は、NHKホール!チケット料金は、やらしくなるから各々で確認して。ただ、料金以上のモノは、間違いなく、お見せ致します!乞うご期待!全席指定!未就学児童入場不可!ごめんね子供達!大人になったら待ってるから!ズルいなんて、思わないで!私は、逃げも隠れもしないから!ご清聴、ありがとうございました!って!言うこと。』
お宮『・・・姐さん。要は、お薦めと言うより、告知ですね。』
かなめ姐さん『・・・おだまり。』
お宮『・・・はい。』

はい!終了~!

・・・メーテルが言う。『起きなさいお宮!早く夢の世界からここへ!!新しい旅の始まりよ!!起きなさい!!』

・・・起床は、来月の19日!それでは、私が夢から覚めるまでの間、銀河鉄道999北九州エクスプレス!発車致します~!